シャンプーの匂いが消えないうちに

 

自分の思っていることを きちんと言葉にして伝えることができる人って本当にすごくて、そういうことができる人はだれかの気持ちを読み取ることも上手い

 

きっと自分にはそれがあまりできていなくて、伝えることはできるけれど 言葉にするにもたくさん時間がかかって、頭のなかを整理するのってむずかしい

 

 

 

自分のすぐそばに居る 、やさしくてあたたかい言葉で話すあの人は 思っていることをその時に伝えてくれて、自分がなにかを言うと「言ってくれてありがとう」って返してくれます

 

そうして話していると、この人はきっと今まで色んなことがあったから こうして沢山のことに気付けたり誰かにやさしくできたりするんだろうなって思うと同時に、そんな人に大切にされることがすごく幸せであることを実感するんです

 

自分のことをすべて知ってくれているとは思わないし、自分もこの人のことをよく知っていると自信をもって言えるわけではないけれど、これから知ることができると思うと すこし胸が弾みます

 

 

いつもありがとう とか、伝えてくれてありがとう とか そういう些細なことでも一つ一つを伝えてくれるからこそ 離れていても いつもやさしさを感じられて、声を聞いているだけで安心感につつまれます

 

 

こんなに素敵な人に大切にされて、毎日がぽかぽかとあたたかくて 一緒に頑張ろうねって言いあえる日々を今の自分はなによりも大切にしたくて、自分がこの人を幸せにしてあげたい

 

 

特別なことがなくても おなじ部屋で 隣に座ってうとうとする彼の髪をすこし撫でて、眠っていいよってひざをかしたり、今日も暑いねって言いながら ひっついてアイスを食べたり、仕事がおわる頃にごはんを作って 彼の帰りを待って 玄関先で「おかえり」「ただいま」って抱きしめ合いたい

 

 

 

そんな生活ができたら きっと幸せなんだろうなと日々思います

 

 

 

こんなことを考えながらいつの間にか眠りについて

目が覚めても きっと一番に彼のことを想います

 

 

おはようも おやすみも 貴方のためにあります

 

 

 

 

本当は 夢のなかでも 会いたい