春は 嫌いです
この時期は 新しい環境になったりこれまでの環境から離れたりするひとが多いので、そんな周りを見て心臓がきゅっと苦しくなります
今年は同級生の子たちが大学を卒業して、各地に就職をすることが決まっているので 特に苦しいです
学生生活を早々と終わらせて そのままなんとなく日々を過ごしている自分を遠いところから見てしまって、本当になにをしていたんだろうって 数年を曖昧にしてしまったことを後悔します
なにをするにも早い遅いは関係ないと言うけれど、自分はどうしてもそう思えなくて 自分が自分を許してあげることがどうしても出来なくて、誰よりも何よりも自分のことを縛っているのは自分だってことを痛いほど感じます
普通に過ごせられたら、みんなと同じように大学生でいられたらなにか変わっていたのかなと 今考えてもどうしようもないことばかりが頭を駆け巡って、身体の奥から込み上げてくるものを必死に抑えて それすらも情けなくなく思えて、泣いてばかりの日常を送るんです
だから 春が嫌い
でも 春の匂いが本当に好きで、嫌いになりきれない自分のことがもっと嫌いです